Le Chèvrefeuille

世界は遊覧、思い出の場所であり、われらは去りゆく者

妄言

ドイツ人との対話

先日のパタゴニア旅行において、チロエ島ツアーでたまたま同席し、どういうわけか同じクレジットカード被害に遭い、謎に連帯を強化したドイツ人が現在日本に旅行に来ているというので、なんという偶然か東京で会うことになった。 chevrefeuille.hatenablog.c…

闇の中にまたたく光

chevrefeuille.hatenablog.com 「ちがう!生命は闇の中にまたたく光だ!」(風の谷のナウシカより) 10年ほど前山で出会った人が、ついに7大陸最高峰登頂を成し遂げたという話を聞いた。その偉業は本当に素晴らしいもので、心からおめでとうございます、という…

2023

ちょっとまだ早いかもしれないが、今年のまとめの記事を書こうと思う。 2022年を振り返る記事は結局書くことがなかったが、昨年は本当に激動の年だった。 何事も動く時は本当に一気に動くなあということを実感する。2年前の自分に「2年後にあなた結婚してま…

2010年3月

その日家で待っていた私に、果報が訪れることはなかった。 そのあとの1ヶ月に私がどのように過ごしていたのか、全く覚えていない。失意の中手元に送られてきた手紙には、0.2点合格には届かなかったと、まるで私を嘲笑うように各科目の点数だけ書かれていた。…

下世話な話

さて、先日結婚したわけだが、今の時代は本当に出会いというものがない。 残念ながら典型的な一匹狼気質の私はそれほど友人が多くないし、数少ない友人も恋愛体質というか、異性の友人がたくさんいるタイプなんてほとんどいなかったので、結婚相手探しには結…

学び

人は何のために学ぶのか? 幼稚園生だったら、親や先生に「いい子」と言われるためかもしれない。小中高校生だったら、良い点数を取り、良い成績をあげるために勉強をするだろう。しかし良い成績を得るのは何のためだろうか。いい大学に行っていい就職先へ就…

le cri

今回の表題は文字通りの叫びである。 と言ってもかの有名なムンクの叫びではない。もっと一般的なことである。いや、そういう意味ではムンクの叫びも関係があるのかもしれないが。 高校時代くらいに他人のブログを指を咥えてみていた頃、こう言っては申し訳…

تغيير

再び表題をアラビア語にしてみた。 تغيير(taghiir) これはغيّر(変える)の動名詞形で、変化という意味。 同じく変化という単語にはتغيُّرというものもあるが、こちらはتغيّر(変わる)という意味の動名詞なので、どちらかというと自動詞的な意味が強い。表題のت…

C64 インプレッション

全く今までの記事とは方向性が違うが、趣味で自転車をやっていて、このたびようやく新車が納入されたので、そのインプレッションを簡単にしていきたい。 自転車に関するブログというのは往々にして自慢になってしまいがちなので避けたいと思っていたが、イン…

اختيار

前回の記事更新からだいぶ経ってしまった。 コロナ禍という状況、かつ日本政府のワクチン周りの動きが異様に遅いせいで身動きが取れず、趣味であった海外旅行も封じられ、あまり生き甲斐という生き甲斐が見出せずにいる。 思えばかつての自分というのは自分…

雑談と教養

かつて初期研修医をしていたとき、とある非臨床系診療科を回ったことがある。 その診断室ではクラシック音楽が流れており、大変博識だった部長の先生は音楽から哲学、世界史に至るまで幅広い雑談に花を咲かせていた。前の月まで回っていた診療科では、人々は…

開設にあたって

高校の頃から知人の多くが開設していたブログというものを、いつか自分も書いてみたいと思いつつ、自分の飽きっぽさや文章の拙劣さを鑑みると到底他人の鑑賞に堪えるものが書けると思えず、ずっと手を付けられないままだった。 そんな自分をブログに駆り立て…