Le Chèvrefeuille

世界は遊覧、思い出の場所であり、われらは去りゆく者

2023-01-01から1年間の記事一覧

モロッコ(9) エピローグ

濃厚なのに、なぜか心に残らない国 こうしてブログを編集するために写真を振り返ってみると、やはりモロッコの都市の町並みはどれもイスラーム的な様式美があり、少し粗野な感じを受けるメキシコと比べるとその美しさは顕著であった。そして一歩建物に足を踏…

モロッコ(7/8) 古の文化の都

2023/3/17 終日フェズ観光 Riad Norma泊 2023/3/18 0830 フェズ 1330 カサブランカ空港 1530 TK618 カサブランカ→2210イスタンブール 2023/3/19 0250 TK198 イスタンブール→1945羽田 3日を1つ分の記事にまとめるのもどうかと思ったが、最後の2日はほぼ何もし…

モロッコ(6) メクネス近郊とフェズ

2023/3/16 メクネス市街観光 10:00 ムーレイ・イスマイル廟 13:00 ムーレイ・イドリス、ウォルビリス遺跡 14:30 ウォルビリス遺跡出発 16:00 フェズ Riad Norma泊 朝起きるとまだ薄暗いが、昨日行ってみたテラスへ上がってみる。 ナツメヤシやブーゲンビリア…

モロッコ(5) メクネスへ

2023/3/15 6:30 サハラ砂漠でラクダ乗り 8:30 メルズーガ エルフードにて通常の車に乗り換え 14:00 ミデルト 昼食 イフレーン メクネス 18:30 Riad El Ma泊 朝起きると昨日よりはだいぶおなかの調子も良くなっていたが、絶食の影響でかなりの空腹である。外…

学び

人は何のために学ぶのか? 幼稚園生だったら、親や先生に「いい子」と言われるためかもしれない。小中高校生だったら、良い点数を取り、良い成績をあげるために勉強をするだろう。しかし良い成績を得るのは何のためだろうか。いい大学に行っていい就職先へ就…

モロッコ(4) 苦しみの砂漠

2023/3/14 10:30 アイト・ベン・ハッドゥ ワルザザート ダデス渓谷 トドラ渓谷 18:00 エルフードにて4WDに乗り換え 19:00 Yasmine Hotel泊(テントにて) 早朝3時ごろに、妙に調子が悪くて目が覚める。胃の調子がおかしい。消化管の動きが止まっており、これは…

モロッコ(3) 砂漠への道とアイト・ベン・ハッドゥ

2023/3/13 10:30 リヤド・アルガン発 12:30 ティシュカ峠 14:30 アイト・ベン・ハッドゥ近傍のレストランで昼食 ティフルトゥトのカスバを観光 ダール・ハジャ・アイト・ベン・ハッドゥにて夕食、泊 本日はモロッコ有数の観光都市であるマラケシュを離れ、専…

モロッコ(2) マラケシュ② 

2023/3/12 終日マラケシュ観光 AM ベン・ユーセフ・マドラサ マラケシュ博物館 クッバ・バアディーン ダール・エル・バシャ博物館 PM マジョレル庭園 イヴ・サンローラン美術館 Le Jardin Secret 夕食(Dar Cherifa) スーク散歩 Riad Argan泊 本日は終日マラ…

モロッコ(1) マラケシュ①

2023/3/10 2250 TK199 HND ↓ 3/11 0625 IST 1105 TK619 IST 1425 RAK(マラケシュ到着) 町並み散策 Riad Argan泊 慶事休暇を取得したわけではなくお互い夏休みを消費しているだけであるので、新婚旅行という言葉が適切なのかはわからないが、ともあれこれが相…

モロッコ(0) プロローグ

旅行記を書くにあたって必ずプロローグとかエピローグを書く癖があるのだけど、背景知識とか、旅行を終えて何を感じたかとか、そういうものをまとめることはそれなりに重要だと個人的には思っているので、お付き合いいただきたい。 モロッコ。 この国は以前…

メキシコ(11) 編集後記

メキシコの記事を読んでくださった方、ありがとうございます。 メキシコという国は、ノリが軽く表面的で、楽しげだけど深みがない…そういう国を想像していたのですが、良い意味で驚いたことに、そこでの経験は予想を大きく超えた、素晴らしいものでした。 そ…

メキシコ(10) エピローグ

路傍の石 今回メキシコの記事を早めに書き上げることを心がけたのは、記憶というのは儚く、すぐに忘れてしまうからだ。大切なことほど、あっけなく忘れてしまう。いや、道端に転がる石ころのように、簡単に忘れてしまうような記憶こそ大切だったりするのかも…

メキシコ(9) ウシュマル・カバー

2/26 ウシュマル・カバー観光 マヤの家庭訪問 ↓ メリダ空港へ 1810(1930) AM837 MID発 2025(2145) MEX 第2ターミナル到着 2/27 0100 NH179 MEX 第1ターミナル発 2/28 0645 NRT 第一ターミナル着 長かったメキシコ旅行も、本日が最終日と思うと少し名残惜しい…

メキシコ(8) チチェン・イッツァ

2/25 メリダを拠点に以下を混載ツアーにて イサマル チチェン・イッツァ セノーテ ホテルメリダ泊 旅程も終盤に差し掛かっているが、本日はチチェン・イッツァ観光である。 これは英語の混載ツアーということだが、旅程表には詳細が書いていないので、チチェ…

メキシコ(7) メシカの系譜

2/24 メキシコシティ観光 ソカロ周辺、グアダルーぺ寺院、テオティワカン、国立人類学博物館 空港へ、AM840 MEX1955 MID2201 ホテルメリダ 泊 本日はメキシコシティ観光ののち、メリダに移動する。 昨日までは宿泊のみ旅行会社に抑えてもらい、ほぼ自由行動…

メキシコ(6) 神秘の町から喧騒の都へ

2/23 1120 クエツァラン発 AUのバスにてメキシコシティへ 1730 TAPO(メキシコシティのバスターミナル)着 タクシーにてホテルへ Hotel Zocalo Central泊 朝起きると、すでに夜が明けていた。朝焼けを望もうと思ったが寝坊してしまった。 景色の良い宿の上の階…

メキシコ(5) 魔法の村クエツァラン

2/22 終日クエツァラン観光 Cascada las Brisas Xoxoctic Jardin Botanico Yohualichan Posada la Plazuela泊 本日はクエツァランを拠点に、Cascada las Brisasという滝、Xoxoctic植物園、そしてエル・タヒンに類似した意匠を持つYohualichan遺跡へのエクス…

メキシコ(4) ケツァールの地

2/21 0800 CAPU 0855 CAPU発 VIAにてクエツァランへ 1300 クエツァラン着 Posada la Plazuela泊 本日はクエツァランに移動する日である。 クエツァランとは、「ケツァールの土地」を意味するらしい。ケツァールとはアステカ王国でケツァルコアトルの化身と言…

メキシコ(3) チョルーラ

2/20 チョルーラ観光 プエブラへ戻り、キンタレアル・プエブラ泊 本日はチョルーラにちょっとしたエクスカーションに行くことにする。 チョルーラはスペイン征服以前は紀元前からあるピラミッドを主体とした大きな祭祀センターであったようだが、スペイン人…

メキシコ(2) コロニアル都市プエブラ

2/19 0730 AICMバスターミナル発 0930 プエブラ CAPU着 終日プエブラ観光 キンタレアル・プエブラ泊 本日はプエブラへ移動する日である。 朝7時半に出発のバスに乗るということで、朝5時半に起床した。 カミノレアルは朝5時から朝食が食べられる。ビュッフェ…

メキシコ(1) 3年ぶりの異国の地へ

1日目 2/18 1650 NH180 成田 1440 メキシコシティ カミノレアル・アエロプエルト泊 スカイライナーに乗って、成田空港第1ターミナルに到着した。 この場所を踏むのは実に3年ぶりである。思えばこの3年は本当に激動というか、浮沈の激しい3年間であった。3年…

メキシコ(0) プロローグ

コンキスタドールと聞いて、どのような人物を思い浮かべるだろうか。未開拓の大陸を文明化した英雄を思い浮かべ、大航海時代のロマンに思いを馳せる人は、きっととても多いに違いない。 コルテスとピサロ 初めて世界史を学んだ時から、スペインをはじめとし…

オマーン(2) ニズワ、オマーンの小京都

2020/2/22 終日ニズワ観光 Antique Inn泊 本日は終日ニズワ観光の日である。 ニズワというのは案外歴史の長い都市で、6-7世紀にはすでにイスラーム主流派から離脱したイバード派が小規模な王国を構えていたという。それはオマーン全土を支配するには至らなか…

オマーン(1) 巨大航空機でオマーンへ

2020/2/21 21:00 成田 23:00 EK319 成田発 2/22 6:00 ドバイ 8:20 EK862 ドバイ発 9:35 マスカット着 アルホータ洞窟、アルハムラ、ミスファート・アル・アブリーン ニズワへ antique inn 泊 どれほど次の旅行への期間が短くても、やはり海外旅行というのは…

オマーン(0) プロローグ

さて、そろそろ3年経ってしまったので、オマーン旅行についても記録を書き連ねていこう。 オマーンに行った目的、というかモチベーションは、まずはアラビア半島の国に行ってみたかったというのがある。アラビア半島といえばイスラーム揺籃の地。砂漠、聖地…