Le Chèvrefeuille

世界は遊覧、思い出の場所であり、われらは去りゆく者

メキシコ(11) 編集後記

メキシコの記事を読んでくださった方、ありがとうございます。 メキシコという国は、ノリが軽く表面的で、楽しげだけど深みがない…そういう国を想像していたのですが、良い意味で驚いたことに、そこでの経験は予想を大きく超えた、素晴らしいものでした。 そ…

メキシコ(10) エピローグ

路傍の石 今回メキシコの記事を早めに書き上げることを心がけたのは、記憶というのは儚く、すぐに忘れてしまうからだ。大切なことほど、あっけなく忘れてしまう。いや、道端に転がる石ころのように、簡単に忘れてしまうような記憶こそ大切だったりするのかも…

メキシコ(9) ウシュマル・カバー

2/26 ウシュマル・カバー観光 マヤの家庭訪問 ↓ メリダ空港へ 1810(1930) AM837 MID発 2025(2145) MEX 第2ターミナル到着 2/27 0100 NH179 MEX 第1ターミナル発 2/28 0645 NRT 第一ターミナル着 長かったメキシコ旅行も、本日が最終日と思うと少し名残惜しい…

メキシコ(8) チチェン・イッツァ

2/25 メリダを拠点に以下を混載ツアーにて イサマル チチェン・イッツァ セノーテ ホテルメリダ泊 旅程も終盤に差し掛かっているが、本日はチチェン・イッツァ観光である。 これは英語の混載ツアーということだが、旅程表には詳細が書いていないので、チチェ…

メキシコ(7) メシカの系譜

2/24 メキシコシティ観光 ソカロ周辺、グアダルーぺ寺院、テオティワカン、国立人類学博物館 空港へ、AM840 MEX1955 MID2201 ホテルメリダ 泊 本日はメキシコシティ観光ののち、メリダに移動する。 昨日までは宿泊のみ旅行会社に抑えてもらい、ほぼ自由行動…

メキシコ(6) 神秘の町から喧騒の都へ

2/23 1120 クエツァラン発 AUのバスにてメキシコシティへ 1730 TAPO(メキシコシティのバスターミナル)着 タクシーにてホテルへ Hotel Zocalo Central泊 朝起きると、すでに夜が明けていた。朝焼けを望もうと思ったが寝坊してしまった。 景色の良い宿の上の階…

メキシコ(5) 魔法の村クエツァラン

2/22 終日クエツァラン観光 Cascada las Brisas Xoxoctic Jardin Botanico Yohualichan Posada la Plazuela泊 本日はクエツァランを拠点に、Cascada las Brisasという滝、Xoxoctic植物園、そしてエル・タヒンに類似した意匠を持つYohualichan遺跡へのエクス…

メキシコ(4) ケツァールの地

2/21 0800 CAPU 0855 CAPU発 VIAにてクエツァランへ 1300 クエツァラン着 Posada la Plazuela泊 本日はクエツァランに移動する日である。 クエツァランとは、「ケツァールの土地」を意味するらしい。ケツァールとはアステカ王国でケツァルコアトルの化身と言…

メキシコ(3) チョルーラ

2/20 チョルーラ観光 プエブラへ戻り、キンタレアル・プエブラ泊 本日はチョルーラにちょっとしたエクスカーションに行くことにする。 チョルーラはスペイン征服以前は紀元前からあるピラミッドを主体とした大きな祭祀センターであったようだが、スペイン人…

メキシコ(2) コロニアル都市プエブラ

2/19 0730 AICMバスターミナル発 0930 プエブラ CAPU着 終日プエブラ観光 キンタレアル・プエブラ泊 本日はプエブラへ移動する日である。 朝7時半に出発のバスに乗るということで、朝5時半に起床した。 カミノレアルは朝5時から朝食が食べられる。ビュッフェ…

メキシコ(1) 3年ぶりの異国の地へ

1日目 2/18 1650 NH180 成田 1440 メキシコシティ カミノレアル・アエロプエルト泊 スカイライナーに乗って、成田空港第1ターミナルに到着した。 この場所を踏むのは実に3年ぶりである。思えばこの3年は本当に激動というか、浮沈の激しい3年間であった。3年…

メキシコ(0) プロローグ

コンキスタドールと聞いて、どのような人物を思い浮かべるだろうか。未開拓の大陸を文明化した英雄を思い浮かべ、大航海時代のロマンに思いを馳せる人は、きっととても多いに違いない。 コルテスとピサロ 初めて世界史を学んだ時から、スペインをはじめとし…

オマーン(2) ニズワ、オマーンの小京都

2020/2/22 終日ニズワ観光 Antique Inn泊 本日は終日ニズワ観光の日である。 ニズワというのは案外歴史の長い都市で、6-7世紀にはすでにイスラーム主流派から離脱したイバード派が小規模な王国を構えていたという。それはオマーン全土を支配するには至らなか…

オマーン(1) 巨大航空機でオマーンへ

2020/2/21 21:00 成田 23:00 EK319 成田発 2/22 6:00 ドバイ 8:20 EK862 ドバイ発 9:35 マスカット着 アルホータ洞窟、アルハムラ、ミスファート・アル・アブリーン ニズワへ antique inn 泊 どれほど次の旅行への期間が短くても、やはり海外旅行というのは…

オマーン(0) プロローグ

さて、そろそろ3年経ってしまったので、オマーン旅行についても記録を書き連ねていこう。 オマーンに行った目的、というかモチベーションは、まずはアラビア半島の国に行ってみたかったというのがある。アラビア半島といえばイスラーム揺籃の地。砂漠、聖地…

ウズベキスタン(9) エピローグ

1年越しに、ようやくウズベキスタンの旅行記を書き終えた。 忙しさと(はてなブログ様には申し訳ないが…)画像のアップロードの手間、そして何より最近は文章を書く精神的余裕が全くなく、存在は覚えていたものの書くことが後回しになり、気が付いたら最終更新…

ウズベキスタン(8) タシケント、そして帰国

―――――― 11/6 5:30 ホテル・ビビハニム発 6:00 サマルカンド鉄道駅到着 6:35 サマルカンド駅発 8:50 タシケント駅 9:00~18:00 タシケント観光 18:30 タシケント国際空港 22:20 OZ574 アシアナ航空 タシケント発 ↓ 11/7 8:55 ソウル着 (トランジットホテルに…

ウズベキスタン(7) サマルカンド

11/4 ―――――― 終日サマルカンド観光 ホテル・ビビハニム泊 ―――――― 本日は終日サマルカンド観光の日である。 快晴。しかしながら昨日の寒気がしっかり残っており、相変わらず持ってきた服装では寒い。宿のすぐ裏手にあるビビハニム・モスクの青いタマネギ屋根…

ウズベキスタン(5) 青の都へ

11/3 AMブハラ観光 1550ブハラ駅 ↓Afrosiab号で移動 1720サマルカンド駅 ホテル・ビビハニム泊 本日は午前中はブハラを観光し、午後はブハラからサマルカンドへ移動する日である。 午後はスペインの技術供与によって完成したという高速鉄道Afrosiab号に乗っ…

ウズベキスタン(6) 雪の峠道

11/4 8:30頃 ホテル・ビビハニムより、タクシーにて移動 10:00頃 シャフリサブズ着 シャフリサブズ観光 11:30頃 シャフリサブズ発 12:30頃 サマルカンド着、徒歩でウルグベク天文台へ その後終日サマルカンド市街観光 長く更新が滞ってしまい申し訳ない。最…

ウズベキスタン(4) 宗教都市ブハラ

11/2 終日ブハラ観光 Emir 泊 本日は終日ブハラ観光の日である。 古い街並みや城塞、バザール、そしてチンギスハン襲来以前の建築もいくらか残されたイスラム色の濃い宗教都市を散歩する。元々ブハラというのはサンスクリット語で「僧院」を意味し、イスラー…

2021

さて、今年ももう終わりということなので、特にそこまで大きな感慨もないのだが備忘録的な感じで一応振り返るだけ振り返っておこうと思う。 今年の前半はただただ不毛な日々を過ごした。自らの過ちに気づいた頃には時はすでに去り、もはや後戻りはできない。…

ウズベキスタン(3)長い移動の日

11/1 8:00 ヒヴァ 14:30 ブハラ Emir 泊 この日はキジル・クム砂漠を高速道路をひたすら車で走ること6時間。ブハラのブティックホテルであるEmirに宿泊するだけの日程である。 朝は少し早起きしてヒヴァの街を回ってみることにした。朝焼けに輝く砂糖菓子の…

BORA ULTRA WTO 45

ようやく仕事関連の行事が一息ついたので、久しぶりにブログを更新。 以前C64のインプレッションを書いた。素晴らしくよく走る自転車だが、高速域で妙なスピードの頭打ちを感じる。フレームの実力からすると明らかにおかしい。どこかでパワーが吸われている…

感謝

つい先日、八ヶ岳に登ってきた。 八ヶ岳を訪れるのは3年ぶり。1年に1回は一緒に登山する仲の知人との登山である。 この知人は私が初期研修の頃に出会った某〇〇○科医で、人生の大先輩である。かつては登山の記録をいちいちつけていたけれども最近どうもめん…

八丈島・青ヶ島(4) 朝焼け

〇〇〇〇/7/19 青ヶ島観光 9:45 東邦航空12便 青ヶ島→八丈島 14:00 ANA1894便 八丈島→羽田空港 14:55 羽田空港 この日は青ヶ島滞在の最終日だが、昨日一昨日と曇天で、まだ晴れたカルデラの美しい景色を拝めていない。この日は夜型の自分にしては珍しく4…

八丈島・青ヶ島(3) 崩壊の爪痕と青酎

○○〇〇/7/18 終日青ヶ島観光 本日は終日青ヶ島観光に充てる日だ。 特に、この日は以前訪れることのできなかった三宝港へのアプローチ道、そして大千代港の現在の様子を観に行く。世の中には物好きな人がいるもので、大千代港などと検索するとわざわざ危険を…

八丈島・青ヶ島(2) 断崖絶壁の島

〇〇〇〇/7/17 7:30 あしたば荘出発 8:20 東邦航空チェックイン 9:20 八丈島空港→ヘリで青ヶ島へ 9:40 青ヶ島到着 本日はいよいよ青ヶ島へ。 ヘリコプターの予約をしておきながら、当日の様子を見てヘリをキャンセルしあおがしま丸(船)でアプローチしよ…

八丈島・青ヶ島(1)竹芝出発、八丈島観光

〇〇〇〇/7/15 22:30 竹芝桟橋出発 〇〇〇〇/7/16 6:00頃 御蔵島通過 8:50 八丈島底土港 レンタバイクを借りて八丈島観光 あしたば荘泊 ※本記事の内容は架空のものであり、実際に起きたこととは一切関係ありません。 出発の日である。 浜松町から竹芝桟橋…

le cri

今回の表題は文字通りの叫びである。 と言ってもかの有名なムンクの叫びではない。もっと一般的なことである。いや、そういう意味ではムンクの叫びも関係があるのかもしれないが。 高校時代くらいに他人のブログを指を咥えてみていた頃、こう言っては申し訳…